ふつーの日、大事な日

なんだか最近すごくて輝いてて元気でパワフルな人しかいないみたい。。。。 私みたいなダメ人間もいるんですよ、という密かなシュチョー

本は ~胡蝶殺し

「胡蝶殺し」 近藤史恵

歌舞伎の家に生まれた俊介と秋司
俊介はあまり歌舞伎に興味がないのか、稽古には身が入らない
同じ6才の秋司は話し方もしっかりしていて、躍りも驚くほどうまい
そんな秋司の父が亡くなり、俊介の父萩太郎が後見人となる

歌舞伎という特殊な世界で濃い繋がりを持つことになる二人がどう成長するのか



この手の話ってたいてい、素人だけど才能があってどんどん成長する主人公と、その世界では誰もが認める実力を持った天才的なライバル(だけど陰では人一倍の努力をしている)という構図になりがちだよね


著者はあとがきでこう言っています
「子役を描くからには才能を描きたかったが、だが才能と努力の二項対立などにはしたくなかった」


さて、どんな二人が描かれているのか



ただわがままを言えば、視点が萩太郎なのでもっと二人に寄ってほしかった気もする
でも6才だもんな

成長したその後の二人が見たいな


ミステリー作家らしいちょっとした仕掛けもありますので油断しすぎないようにお楽しみください(笑)



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