ふつーの日、大事な日

なんだか最近すごくて輝いてて元気でパワフルな人しかいないみたい。。。。 私みたいなダメ人間もいるんですよ、という密かなシュチョー

本は ~ディーセント・ワーク・ガーディアン

「ディーセント・ワーク・ガーディアン」 沢村凛

あれ、なにこれ面白い


いわゆるお仕事小説ではありません
みんながんばってるから私もがんばろう、みたいな元気をもらう系ではなく、もっと社会派で読みごたえのあるちゃんとした小説でした

これ、文庫の表紙が間違ってます
ハードカバーの方はまだいいけど



最初にちょっとした仕掛けがあるので、それを楽しんでもらうためにも何も語るまい
となると感想も書けないんですが、だから裏表紙のあらすじとか何も見ないで読んでね
もう帯はついてないだろうけど、もしついてたらそこにも余計なことが書いてありそうだから見ないでね(←無理)



仕事をする、働くってことを考えさせられるけどその前に、それよりも大きな声で言いたいのはミステリー要素が散りばめられてて飽きる暇なくて面白いってこと
なんかたまに笑っちゃうし感心できるし、なんでこれシリーズじゃないんだもったいない

ちょっと主人公がカンペキすぎるかなぁとは思うけど、安心して読めるのでまあいいや

これがミステリー界ではまったく話題にならなかったのかと思うともったいないわ



この作者、作品によって面白いのと面白くないのと差がありすぎ
同姓同名の別人かと思うくらい
ある意味そこもオモシロイけど