「鬼煙管」今村翔吾 著
羽州ぼろ鳶組というシリーズの4巻目
このシリーズの感想をひとつも書いてなかったので
もうすんごく面白いです
たしかこのシリーズがデビュー作だったと思うけど、素人臭さはなくすばらしく安定感のある筆致
江戸の火消しの話ですが、よく知られているめ組とかの町民が組織した火消しではなく、各藩に抱えられた火消しの話
もうめちゃめちゃエンターテイメントがうまい!
火消しのあれこれはそれだけで面白く、そこに捕り物が加わり展開も早く程よく息抜きシーンもあり、ホントどんだけ書き慣れてるんだってくらい安心して楽しめます
そこに人情も加わり隙なしって感じ
そして書くのが早いのよ
ぼやぼやしてるうちに違うシリーズや単品もポンポン出版されてて全く追い付けない
うれしい限りです